車椅子ご利用者にとって、悪天候時の外出は憂鬱です。墓参や観光等、長時間の外出は諦める事も。悪天候下では介助者の負担も大きく危険も伴います。 傘をさせば片手が塞がりますし、横からの雨風は防げません。カッパやポンチョを代用する手もありますが、衛生面から使い回しはできません。 大学病院や総合病院クラスでも、駐車場は勿論、車寄せにすら屋根が無い所が多いのが現状です。 介護タクシーを営む者として、雨天等の悪天候下でのご利用者送迎は大変です。
試作1号 現在、この様なカバーは販売されていないようです。ワンオフで制作してくれる所はあるようですが、コストがかかる上、手軽な構造ではなく実用的ではありません。 無いなら作るしかありません。悪天候下で移動する際、必要と思われる要件、構造を反映しました。 ・透明素材利用で、ご利用者の状況を常に視認。 ・車椅子本体に、フレームを取り付けカバーするだけの簡単脱着。 ・移動、取り回しを損なわない様、軽量で車椅子外寸内に収まるサイズ。 ・未使用時、折りたたんで収納可能。 ・前面開閉式で乗降可能。 ・カバーの他に日除け等も取り付け可能。 ・段差や階段等での巻き込みを防止。 など。 試作2号 本来の目的は「雨具」でしたが、マスクやフェイスシールドと異なり、ご利用者を囲う構造である為、外部からのウィルス侵入、 外部への拡散に対しても効果が期待できます。フレームを利用し取り付ける為、車椅子以外の椅子にも転用が可能です。 ・前後開閉式。 ・抗菌コート素材。 ・通気換気。 ・取り付けステーのバリエーション。 ・前面から検体可能。 ・洗浄、消毒が簡単に行なえる平面全開構造。 「車椅子用マルチカバー」 雨、風、埃からご利用者を守る「車椅子用雨合羽」として。また、ウィルスへの感染予防にも使える「車椅子用ウィルスシェルター」としても使用可能。 リクライニング式車椅子バージョンもあり、ストレッチャーへの流用も可能です。
既に業務利用していますが、雨天時の介助も楽になりました。 ご利用者からも好評で、制作を求められる事もあり、モニター使用を前提とし、若干数制作します。 ・納期お任せ。 ・見栄えは気にしない。 ・製品に対する要望、評価にご協力頂ける事。 合間での制作ですので、多くは制作できない事と、上記をご理解の上、メールにてお問合せ下さい。 尚、当物品は、特許庁で意匠権(登録1719222号)が認められています。意匠権についてはこちら。